問題ID: a06-0025
甲土地がAからBに売却された事情を知るCが、Bに高値で売りつける目的で同じ甲土地をAから買い受けて所有権移転登記を備えた場合、判例によれば、Cは、登記があってもBに対し甲土地の所有権を対抗することができない。
この肢は正しい
解説
判例は、登記が備わっていないことを主張することが信義に反すると認められる事情がある背信的悪意者は民法177条の第三者に当たらないとする。第一の買主に不当な利益を得る目的で買い受けた者はこれに当たるので、登記を備えていても所有権の取得を対抗できない。単に第一の売買を知っていたにすぎない悪意者との違いに注意する。
根拠条文
民法177条、1条2項
出題傾向
H28問3肢3、R04問1肢1(判決文問題。過去19回で2肢)