問題ID: a06-0010
Aが甲土地をBに売却して所有権移転登記を了した後、代金不払を理由にAが売買契約を解除したものの登記名義をBのままにしていたところ、BがこれをCに売却してCが登記を備えた場合、判例によれば、Aは、Cに対して甲土地の所有権を対抗することができない。
この肢は正しい
解説
解除後に目的物を取得した第三者との関係は対抗問題として処理され、先に登記を備えた者が優先するとするのが判例(最高裁昭和35年11月29日判決)である。解除前の第三者が545条1項ただし書によって保護され、その要件として権利保護資格要件としての登記を要するとされるのとは、処理の枠組みが異なる。
根拠条文
民法545条1項、177条
出題傾向
R07問1肢3、19回中1肢で出題(解除前の第三者はH21問8肢1)