問題ID: a07-0027
建物を他人に賃貸して引き渡した所有者は、自らその建物を直接に所持していないから、第三者がその建物の占有を侵奪しても占有回収の訴えを提起することができない。
この肢は誤り
解説
民法181条は占有権は代理人によって取得することができると定めており、建物を賃貸した所有者も賃借人を通じて占有をしている。したがって所有者は197条の占有者として占有回収の訴えを提起することができる。同条後段は、他人のために占有をする者、すなわち賃借人自身も占有の訴えを提起できることを定めている。
根拠条文
民法181条、197条、200条1項
出題傾向
R06問7肢2、H27問5肢3(過去19回で2肢)